Happy Day,Happy Time!

Happy Day, Happy Time!、略称hdht!。20年前にやっていた音楽Home Pageのブログ版。主に参加させてもらったDJの記録です。

セットリスト

「Philia」とは、wiki先生によると「古代ギリシアの愛の1つ」。解釈は色々あるようですが、

「友人たち抜きで生きることを、誰も選ばないだろう。たとえ彼がそれ以外の全てのものを持っていたとしても。」 (1155a5–6)

というのがいいなと思い、今回のセットリストは「友情、友愛」をテーマに組むことに。各バンドの転換時は、そのバンドに関する曲を。知らなくても雰囲気を壊さずに演奏に入れるように。パーティの盛り上がりに少しでも貢献できていたら嬉しいです。

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Opening (Philia Section)

[1] スタートは、ヒグマくんのブルーバッジのコンピに収録されているSnow Sheepから。ブルーバッジもカセットから始まり、イベントやCDリリースなどあの頃大活躍のレーベルでした。この曲は本当に名曲。近藤さんと小林しのさんの二人のヴォーカルが重なる瞬間がとても好きです。[2] 後期アルカイックスマイル。あべべさんがvo.をとるのが普通ですが、これは全編磯谷佳江さん。そのヨシエさんのMy Charm #3収録。[3] Pastel Shotは名古屋のa→g Recordsより。男女混成Vo.の名曲。[4] なるべく現在も活躍しているバンドは新し目をかけたかったのだけど、Lucyだけは例外。Lucy Van Pelt時代、福村くんがいる時の曲で、やっぱりこれでしょう。イントロだけで高まる”Red Bicycle”。[5] Cyclon 86は、ハッチとのSplit盤より。当時のUSインディーの影響が色濃く出ていて、うまくそれを取り入れてます。

[6] 続いてはバビューンのこれも盛り上がる1曲。前述ブルーバッジの看板バンドの1つでした。[7] そのバビューン、とっても濃いので次の曲色々と試したのですが結構負ける。(笑)バビューンの濃さに打ち勝てたのが、The Carawayのこの曲。力強い四つ打ちのドラムに正統派疾走系のメロディ。このepは2曲とも両A面になりうる。ブルーベリーレコーズで買えます(私はそこで買いました)。[8] ハッチと同じCoa Recordsで活躍したMaybelle。歌詞が切ない、、、。橋本由香利さんは「3月のライオン」(アニメ)の音楽担当したり遠い存在になってしまいましたが、Maybelleは音楽職人と音楽好きの両面がバランスが取れたユニットでした。vo.の坂本和賀子さんの声が大音量で久しぶりに聴けたのは個人的にとても懐かしくも嬉しかった。[9-10] 最後2曲は、やりたかったホザキ兄→妹の流れ。Trans Alphabetは発表された曲は少ないけど良い曲しかない。TKOコンピより(2枚あるこのコンピは、色々とレアな曲なんかも聴けるので探してみてください。一家に一枚)。最後はMargarets Hope*。この曲は、Philia Recordsのコンピ収録。このコンピ、会場で売ってましたが皆さん買えましたか?Philiaから通販できるか分かりませんが、良コンピなので入手できるうちに入手することをオススメします。

  1. A Way To The North Land / Snow Sheep
  2. 公演通り / Archaic Smile
  3. Red Bus Goes Through Our Days / Pastel Shot 
  4. Red Bicycle / Lucy Van Pelt 
  5. K Girl / Cyclon 86 
  6. Pastel Popcorn Spring Day / Spaghetti Vabune!
  7. You Keep Me Smiling / The Caraway
  8. Seashell / Maybelle
  9. We Can Fly Together / Trans Alphabet
  10. 夕暮れ通り / Margarets Hope*

ポプリ Section

ポプリSectionは、Sucreレーベルの看板バンド2つを。[1] One Noteはデビューシングル。この曲を聴いた時の衝撃はすごかった。なんだろう、この完全なポップスは!と。[2] メルホリは、Sucreから3枚リリースしていますが、そこからではなくMy CharmのオマケCDより。これは全くの偶然で驚いたのですが、小林しのさんが当日、この曲の日本語歌詞をつけた「人魚の夜」を披露したのが震えました。[3] 3曲目はロスタイム。The Bookmarcsの洞澤さんのやっていたmana mana。Philiaのコンピに収録。サビが展開するところが個人的にはかなりツボです。

  1. 天気雨 / One Note
  2. Morning Star Lily / Melting Holidays

Red Go-Cart Section

[1] RGC Sectionは欠席のミキさんのSmokebeesから。天上界の音楽 from Galaxy Train。[2] そして盟友Pervencheの”Ano Neko”。[3] 薄家の猫ちゃんの名前がToddle。「あの猫」からのToddleのカッコいい曲へ。[4] そして、時間が取れてよかった、Dronjo Kept by 4の”Toddle”がロスタイム。力強いインスト曲。

  1. Begin Again / Smokebees
  2. Ano Neko / Pervenche
  3. Cast Away / Toddle

小林しの Section

小林しのさんが10代(←多分)にやっていたHarmony Hatchに敬意を表して。[1-2] 10代への感謝の曲から、同時代に活躍していたDe Kooning。De Kooningの2人の絶妙なコーラスをお楽しみいただけたかと(合わせる気があるのかないのか、でもその絶妙な距離感がなんとも言えない)。しかしこの曲のテンポを間違うという大失態も。。。申し訳ないです。[3] 2曲目も”Nick Nack”もライブでよくやっていた印象。ハッチの曲は、墓を掘り返す作業で申し訳なかったですが、いまとは違った小林しのさんの魅力が聴けたかと。[5] 最後はバンマス高口さんが関わっているハミパラの曲で。

  1. Thank You For My Teen / Moka & Canon
  2. Tricolor / De Kooning
  3. Nick Nack / Harmony Hatch

Sucrette Section

Sucretteはもっと打ち込み系のライブをやると想像していたのですが、いい意味で裏切られました。あのCDの曲をしっかりとしたバンドで再現!思いこみでの選曲となってしまい申し訳なかったのですが、打ち上げでSHIHOさんに聞いたところでは昔別のバンドでこのYukari Freshの曲のカバーをしていたらしく、歌えるとのこと。そのバージョンが聴きたい。[1] 尺の関係でこの”Lost and Found”はシンプルなオリジナルバージョンですが、HCFDMなバージョンもオススメです。[2] 次はSHIHOさんのやっている別バンドのMini Kyute。”Snoopy Boy”はRio Kyute時代からやっていた曲。ヨシノモモコさんがカバーもしてました。[3] 次のPSBへの流れは個人的にかなりハマったと思ってます(自画自賛)。お客さんが一番反応していたのも、PSBだったような。[4] ロスタイムのMini Kyuteは、SHIHOさん加入前。チョコレート&レモネードから出てたシングル収録。

  1. Lost And Found (Original) / Yukari Fresh 
  2. Snoopy Boy / Mini Kyute 
  3. Milk Tea / Plus-Tech Squeeze Box

Ending (from season to season)

Endingは、パトラッシュから始まり、オニオンズで終わることを決めて、春と春の曲だったため小沢健二の「夢が夢なら」、The Arcadiansの”From Season to Season”が頭に浮かんで春夏秋冬の曲で選曲しました。

[1] “春のつぼみ”が流れる裏で近藤さんの終幕のお言葉、とても合ってました。パトラッシュは過去のアルバムの曲をOpeningでかけても十分良かったのだけど、5,6月のライブをみて最新の曲を聴いてもらいたかったのでending 1曲目に決まってました。良い曲です。[2] Ryohadanoは名古屋のFile-Underさんで購入した衝撃作品。この多重録音シンプルなメロディーだけどグッとくる。[3] 「夏がくる、夏がくる…」で次の曲、いきなり風鈴の音で「なつやすみ(終)」。この曲は自主制作時代のでMC Sirafu未加入時のもの。”TNB”とは違った印象。スティールパンあり/なしの差は大きい。[4] 地味に良い曲シリーズが続きます。”Autumn at Glance”はテニスコーツ。[5] 狐の会はどれくらい知られているか分からないけど、ベルセバに肉薄した日本のバンドの1つだと思ってます。歌詞と曲が一体化している。[6] 次のLampはどれかけても最高なので、ちょっと冬で外は寒いけど家の中は暖かみたいなイメージで。[7-8] 最後はやはりPhilia Recordsの二枚看板。小林しのさんとThe Sweet Onions。”雪虫”は最初のカウントを取るところから音が始まる瞬間がグッときます。しのさん独特の泣きの展開。”春の風 愛の影”は出だしが最高に良いのに失敗するという大失態をここでもしたので、またどこかでリベンジ、DJやる機会があったら絶対にちゃんとかけることを心に誓いました。The Bookmarcsとはまた違った魅力、泣きのメロディ展開。沁みます。

  1. 春のつぼみ / パトラッシュ
  2. Natsu Ga Kuru / ryohadano
  3. なつやすみ(終) / ザ・なつやすみバンド
  4. Autumn At Glance / Tenniscoats
  5. 秋の夢 / 狐の会
  6. 冬の喫茶店 / Lamp
  7. 雪虫 / 小林しの
  8. 春の風 愛の影 / The Sweet Onions

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