Happy Day,Happy Time!

Happy Day, Happy Time!、略称hdht!。20年前にやっていた音楽Home Pageのブログ版。主に参加させてもらったDJの記録です。

11月のフィリアパーティ Vol.2レポート(後編)

前編に続き、After Partyの模様も少しだけ。少人数でアットホームな雰囲気で笑いありで、いい感じにみんな肩の力が抜けた打ち上げになったと思います。最初に謝っておきますと、夜の部はあまり写真が撮れてません。DJブース(一度入ると出れない)が演者さんが歌う真横だったためというのがあります。雰囲気伝わればと。

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夜の部@茅場町Battery Park Cafeレポート

感動的なThe Sweet Onionsの演奏で幕を閉じた昼の部の興奮冷めやらぬまま、場所を変えて夜の部After Partyは、茅場町のBattery Park Cafeで。茅場町は焼き鳥食べに行くくらいしか来たことがない土地ですが、こんな素敵なカフェがあるとは!外からガラス張りで中の様子が見えて、外にも椅子があって出入りしながら歓談できました。雨でなくて本当によかった。

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近藤さんと小林しのさんの挨拶で打ち上げ開幕です。自分たちも出演するイベントなのに、お店や出演者の皆さんと連絡をとりつつ練習をして、傍から見てもお忙しそうでした。お疲れ様でした!ちなみに、カフェのためステージはないですが、少し座りづらい(座面の高い)椅子がありました。

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DJは、GPR中村さん、disques blue-very 中村さんのW中村コンビと、私の3人。この日のためにターンテーブル2台レンタルしてもらいました。中村くんはiPadでDJ。唐揚げ食べながら素敵な曲をかけていました。次の日、自分のイベント(しかも2会場貸切の超でかいやつ)あるのに...。写真撮れませんでしたが、楽しい夜の締めはdisques blue-veryの中村さんのDJ!。みんな酔っ払ってきて、「トラキャンかけてよ!」とか、「この曲聴きたい」とか言い出して申し訳なかったです。圧倒的な知識と音楽に対する愛情で、常に良曲をかける中村さん。あの7"の詰まったボックスが欲しい。

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ライブはキモトケイスケさん、パトラッシュ諏訪くん、しまっちさん、The Bookmarcsの4出演者。マイクがない完全アンプラグド!キモトさんはこの緊張の中トップバッターを。明るく場を盛り上げました。パトラッシュ諏訪くんは、近藤さんと二人でビートルズの名曲を聴かせてくれました。小さな夜でも聴かせてくれたハーモニー、二人とも楽しそうにやっていたのが印象的でした。嶋田さんもソロ。トラキャンカバーの「How Can I Apply?」や、Tenさんの「蜃気楼の夜」、小林しのさんの「夜と日時計」などいいもの聴かせてもらいました。The Bookmarcsは洞澤さんのギターとオニオンズとはまた違った近藤さんの魅力に聴き惚れました。この日、フライング販売でThe Bookmarcsの2ndも少量販売されていました。完全アンプラグドならではの、いい意味での聴く方も全部聴き取ろうとする緊張感。もともと音楽をやる会場ではないが故の、小さなトラブルも笑いに変わる、盛大な拍手と暖かい声援(野次?)が絶えないライブでした。

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DJブースに居たので後ろからになってますが、パトラッシュ諏訪くんが終わったところでサプライズのお祝いケーキ!BGMにはThe Sweet Onionsの「Orange」を。この曲が、当時一番最初に教えてもらったThe Sweet Onionsの曲で、今でも一番好きな曲でもあります。オニオンズの二人はみんなから愛されているなーと感じた瞬間でした。

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昼から夜までまるごと「11月のフィリアパーティ」。昼の出演者の方も打ち上げ参加してくれたり、昼から連続で参加してくださったお客様も居てThe Sweet Onionsと小林しのさんの素敵なお祝いができたと思います。次回は来年の11月になるのでしょうか?Vol.3もいいですし、夜のイベントのように力が抜けた出し物的なイベントもまた見たいです。

20周年だったり、7"のリリースは区切りではありますがゴールではなく、これは一つの通過点。近藤さん、高口さんはそれぞれ活躍していますし、小林しのさんも今月ライブが決まっています(1/20)。これからも、このさらに先にワクワクすることが待っていそうな予感がすごくしたイベントでした。皆様、お疲れ様でした!!

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おまけ:昔話、Hamony hatch知ってることすべて

ここで昔話を一つ。The Sweet Onionsも小林しのさんがやっていたHarmony hatchも、ちょうど昔のHome Pageをやっていた時に活躍していたので、個人的には、今回のイベントに昼も夜も参加させてもらって、本当に嬉しかったのです。

私は数年で辞めてしまったHome Pageでしたが、そこから続けて20周年!The Sweet Onionsすごいです。途中間が空いてたとMCで話していましたが、実はそんなことなくて、ライブの記録をWebで見てもらうと分かりますが空いても3年程度。コンスタントに活動していました。現在メンバーは2人になりましたが、マイペースで続けてもらえるとファンとしては嬉しいです。

今回の小林しのさんの7"オマケCD-Rには、Harmony hatchの「星にゆく汽車」と「Sleepy Snoopy」が収録されています。ライブでも最後に1曲Harmony hatchの曲が演奏されました。ギター姿、新鮮と思った方も多いかもですがギター姿は個人的には昔見た小林しのさんそのものでした。ソロから聴き始めた方は「ハーモニー・ハッチって?」という方もいらっしゃると思いますので私が知っている・持っているHarmony hatchの全てを記録しておきます(と、言ってもそんなに詳細まで覚えてなくてすいません)。

Harmony hatchとは小林しのさんが2000年前後にやっていたインディーバンドです。活動期間は3年くらい。小林しのさんのソロと比べての違いは、もっとアノラック・ギターポップ色が強く、歌詞は英詞。フロントは小林しのさん (vo.&g.)と宮腰智子さん (b.)の二人で、メンバーは何度か入れ替わりがあったようです。もちろん、当時もHarmony hatchファンで何度もライブを見ています。そんなに多くを語らないMCと、勢いのある演奏、泣きのメロディーラインが好きでした(今聴いても、ハッチはハッチで良い!)。

以下、手持ちの資料で振り返ってみます。当時買ったカセットが2つ。DMSかmaximum joyか、おそらくどちらかで買ったものだと思います。一番下はCoa Recordsのサンプルカセット。Maybelle経由でもらった覚えが。

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とりあえず、以下の4枚を買えば初期Harmony hatchからCoa Recordsからの2枚、そしてソロまでが網羅できます。左下はカセットテープ時代の音源をまとめたもの。ライブ入場特典でもらったものですが、現在はdisques blue-veryさんで小林しのさんのソロCDを買うともらえます。一緒に収録されているSnow Sheepは、The Sweet Onions+小林しのさんという夢のコラボ。曲数は少ないですが名曲しかないので、こちらも是非に。 

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今回、The Sweet Onionsで坂本和賀子さんがゲスト参加しましたが、MaybelleとHarmony hatchはCoa Recordsのレーベルメート。Maybelleレコ発で共演しています。対バンが豪華。この時、写真を撮っていたのでHarmony hatchもあるはず、、、なのだけど見つからず。

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時期を同じく、2000年10月に、Harmony hatchも2ndミニアルバム「苺苺苺苺」をリリース。これはその時のチラシ。「ケーキケーキケーキ」と二部作でした。スタジオ録音されているだけあって、音は良いです。初期衝動が好きな人は、カセットテープの方がバンドとしての勢いが感じられるので両方聴いて比べるのも興味深いです。

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参考まで、Maybelleのサンプラー。今回、The Sweet Onionsと歌った「キンポウゲの日々」は2000/11/20発売ですね。坂本和賀子さんの名前を間違うという痛恨のミスが。。。

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磯貝佳江さんが発行していたZine「My Charm」。小林しのさんを語る上で重要なZine。この号では「さよならの花」を小林しのさんが歌ってます。#9に「赤い目のジル」も収録。#10ではコラムを書いています。

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聞いたら小林しのさんも手元にないというレアな7"。Harmony hatchの「My Red Watch」収録のFloaterのコンピ。ただ、なぜか原曲に比べて異様に速いです。(謎) Jahlopee、Echosuppress、De Kooningも収録。中古で見たら即捕獲をお勧めします。

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Smile Records内レーベルであるSunshine PopのSplitシリーズ第一弾。盟友Cyclon 86と共に。 ここに収録されている曲は、前述の初期カセットをまとめたCD-Rで聴くことができます。紙ジャケなので中古で探すのも大変かも。

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 第二弾は、The Sweet Onionsでした。1曲目が「Orange」でそこからの「The Fanies Of A Poet」への流れがものすごい好き。Natural Graphityは、名古屋のバンドでした。

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順番的には、上記Splitよりもこちらの方が先。Sunshine PopのコンピVol.3には、The Sweet OnionsとHarmony hatch両方収録。ここで評価されてのSplitへ繋がるのでしょうか。

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以上、私が知っていることでした。本編よりオマケが長くなってしまいました。。。が、CDは探し続ければどこかで見つかると思います(ネットがあるから今は便利ですね)。現在を入り口に、過去に遡るというのも音楽を聴く楽しみの一つと思いますので気になった方は参考にしてください。

1/3追記:Philia RecordsさんからHarmony hatchの幻のMVが公開になりました!


星にゆく汽車 / Harmony hatch