Happy Day,Happy Time!

Happy Day, Happy Time!、略称hdht!。20年前にやっていた音楽Home Pageのブログ版。主に参加させてもらったDJの記録です。

セットリスト

「11月のフィリアパーティVol.2」のセットリストです。昨年に続き、DJをやらせていただきました。昼と夜両方!ありがとうございました。かけた曲は和モノOnlyで。20周年のオニオンズと、小林しのさんに関連する楽曲中心に、懐かしい日本のギターポップバンドもかけさせてもらいました。昼と夜で別セットです。

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昼の部

昼の部は、ポプリ佐々木さんと半分ずつ。私は後半担当でした。昼間はiPad (Pionieer DJ DDJ-WeGO4)で。あらかじめセットリストは決まっているので、あとは順番に再生する簡単なお仕事です。昨年やらせていただいた時のセットリストの延長と、懐かしいpushbikeレーベルをお送りしました。

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小林しの Section

このセクションは、小林しのさんに馴染みがある人を選んでいたら全員「ひらがな」の女性SSWになりました(最後のaska chanterはロスタイムだったので除外)。[1] 昨年のGPR大阪編でも、しのさんと共演したほざきまゆみさんのソロ。margalets hope*を昨年のフィリアパーティでかけたので、今回はソロで。奈良のカフェ カナカナのクリスマスコンピCDより。[2] 昨年はMoka & Canonをかけたので、今回はさとうもかさんと、かねこきわのさんそれぞれを。「Weekend」は昨年リリースされた「moka's blend」にも収録されていますがこちらはAno(t)racksのコンピバージョン。カッコいい。[3] 「Demo、時はロマンス〜録画してミルフィーユ編〜」収録。等身大の日常を描く名曲。[4] ロスタイム、Harmony hatchメンバーでもあったaska chanterのカセットテープ収録曲。aska chanterもそうですが、この時代のカセットテープでしかリリースがないアーティストの発掘作業はいつかやって、まとめておきたいところ。でもカセットテープって、中古で出回らないのですよね(某大手オークションで高額で出ているのは別)。

  1. 雪の便り / ほざきまゆみ
  2. Weekend / さとうもか
  3. バッドエンドの主人公 / かねこきわの
  4. en aout / aska chanter

The Sweet Onions Section

The Sweet Onionsも関連するアーティストを。でも、10分という制約の中では難しかったです。[1] Archaic Smileのこの曲は2002年リリース「My Charm #3 Winter Picnic」収録。メンバーの2人がフィリアパーティに来てくれるという話も聞いていたので。久しぶりに会ったお2人のツーショット写真が撮れて感無量でした。お忙しいそうですができれば活動再開を![2] 続いてThe Carawayによるカジヒデキカバー。に、似ている...と一聴して思ったのを覚えています。この曲はTKO cover project「渋谷系リスペクト」#1に収録されています。#3まで出ていて、色々なアーティストが渋谷系にカテゴライズされる曲のカバーをしてます。同じ盤に収録されているフリッパーズの「Boys Fire The Tricot」は、今回DJのササキアツシさん編曲。[3] そのササキアツシさんがやっていたバンドがMelting Holidays。「人魚の夜」のお姉さん曲「Morning Star Lily」と並ぶ名曲。

  1. Back Here Now / Archaic Smile
  2. ラ・ブーム〜だってMy Boom Is Me / The Caraway
  3. Cherry Wine / Melting Holidays

Ending Section

EndingはPhiliaとは直接は関係ないですが、いつかやってみたかったpushbikeというレーベルで固めたセットリスト。pushbikeとは90年代にUnder Flowerレーベル内レーベルとして立ち上げられ、アノラック・ギターポップ色の強いリリースをしていました。初期Sunny Day Serviceをリリースしていたことでも有名。20年ほど前に、「Tea Time」というファンジンに友人のユヅくんとpushbikeの紹介を書かせてもらったこともあります。

[1] 1曲目のMarble Rainsはデカパンチョや、the Caraway、小林しのさんのバックバンドとしても活躍しているTenさんが、初めて音源をリリースしたバンドとのこと。pushbike記念すべき1枚目のコンピより。[2] pushbikeとa chocolat artの共同リリースコンピ。「The Cacaos Go Like Hotcakes」より。たたみかけるサビのコーラスがツボ。[3] 前述の通称「カカオ」のジャケ絵はヨシノモモコ画伯によるもの。自身も15 mins P.F.というレーベルを主宰していて「Anorak Must!」シリーズは全て名盤。米国音楽のおまけCDにも収録された「Bears Bear Bears」を。[4] Baked Beansもコーラスワークが美しいバンド。コンピに入った数曲しか知らないのですが、その後Vo.が代わりJetlagというバンドに発展していきます。JetlagはThe Sweet Onionsとも対バン経験あり。さらにJetlag Vo.の藤井さんのソロJoyはPhiliaのコンピにも収録されています。

[5] Jenkaはイシグロセイコさんのソロユニット。このあと、タンバリンスタジオでトーレ・ヨハンソンプロデュースでアルバムをリリースすることにり、当時かなりびっくりしました(しかも、レーベルはEggstoneと同じVibrafon!)。[6] このHome Pageのタイトルでもあるコンピ「Happy Day, Happy Time!!」より。オルガンとギターがカッコいい。[7] 去年、いきなり何の前触れなくFastcut Recordsから7"がリリースされたSunny Gets Blue。高速ギターのイントロ聞いただけで胸が高まります。7"はオマケCDに全てが入っているので未購入の方は急いで![8] 時間切れでかけられなかったChelsea Terraceの名曲。実は以前、別のイベントの転換BGMを作った時にもかけられなかったので、今回はリベンジでした。この曲か、次のSun Showerの曲でイベントがチルアウトして終われたらよかったのですが、残念。またどこかでチャレンジしたいです。[9] 最後は、Maybelle橋本由香利さんとMarigold Leafというユニットをやっていた赤柴さん所属のSun Shower。浮遊感のある美しいメロディが特徴。

  1. Look On The Sunnyside / Marble Rains
  2. Only Stay In Dream Of Sunday / Badge!
  3. Bears Bear Bears (Alt. Version) / Tirolean Tape
  4. Yesterday, Today, And Everyday / Baked Beans
  5. Days Of Trees And Flowers / Jenka
  6. I Wish You Come / American Girl
  7. S.S.J / Sunny Gets Blue
  8. Happy And Sad Songs / Chelsea Terrace
  9. Sing Bird / Sun Shower

夜の部 (After Party)

夜の部はターンテーブル2台をレンタルしていただいたので、アナログOnlyで。ちょっとパーティーっぽい(?)曲と、アナログでかけたい和モノの曲を。昼も夜も一人ではなく、他のDJ陣がいたのですが、見事に常盤ゆうさんの曲が被りました。ちょうどその曲がかかっていた時、外で歓談してて聴き逃してました...。名曲かつ、及川さんが愛されているということで。

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しまっち from the Caraway Section

別のエントリーで書きましたが、パトラッシュ諏訪くんのステージが終わったあと、20周年をお祝いするサプライズがあり、そこでかけたのはThe Sweet Onionsの「Orange」。ケーキの火も無事消えたのち、さらに会場を温めるご機嫌な曲を!

[1] Harmony hatchのところで書いたFloaterのコンピ7"。Harmony hatchは速度が明らかにおかしいのでやめておいて、盟友De Kooning。脱力しながら疾走する名曲。[2] ワイキキレーベルとPhiliaは一時期一緒にイベントをやっていた仲。エレキベースはどうしてもかけたかったバンドで、かけるならワイキキの初リリース7"スプリットのこの曲。当時のUSインディーの盛り上がりに完全に呼応した和製Elefant 6なバンド。ライブも楽しかった思い出。B面はSwarm's Arm。Hamony hatchと同じレーベルからミニアルバムをリリースしていました。[3] Instant CytronによるHCFDM?「チアフル・モンスター」は宝箱のようなキラキラした楽曲多し。[4] Mini KyuteによるJackson Sistersのカバー。原曲のイメージを残しつつMini Kyute風にカバーした名曲。「これ誰?」と聞かれて嬉しかったです。[5] ヘナチョコこと、ヘイゼル・ナッツ・チョコレート (HNC)による魔女の歌。ちょっとHip Hop風でもありパーティーっぽいかなと。Philiaのイベントにヘナチョコ出たことありましたよね。[6] PTSBの曲はどれも盛り上がります。the Sweet Onionsの近藤さんとのコラボ曲もあるのですが唯一レコードでかけられるこの7"曲を。このスピード感![7] 残念ながら時間切れでしたが、中塚さんによるご存知名曲のカバー。これもどこかでリベンジしたいです。

  1. Primitive Highway / De Kooning
  2. Sun To Shine / エレキベース
  3. Walkin’ In Wonderland / Instant Cytron
  4. Miracles / Mini Kyute
  5. Witches’ Party / HNC
  6. Early Riser / Plus-Tech Squeeze Box
  7. Young, Alive, in Love / Takeshi Nakatsuka

The Bookmarcs Section

The Bookmarcsの前は少し落ち着いた曲で。ガーッと盛り上がる訳ではないけど、決して熱量が低い訳ではない、逆に聴く人の感情をそっと暖かくしたり、切なくする。そんな曲を集めてみました。[1] 今回のイベント主役の一人、小林しのさんの「人魚の夜」。昼間の部で購入してその盤をかけました。人魚姫って最後は悲しい結末なのですね、、、(実は今回調べて初めて知りました)。そのお話を知ってからもう一度聴くとしのさんの歌詞が一層深いものになりますので、是非試してみてください。[2] 続いて小林しのさんがゲストでも登場したThe Laundriesの最新7"より。この曲も昼の部で演奏してくれました。木村さんのvo.が小気味よく響きます。[3] シャムキャッツの「Take Care」1曲目。個人的に大好きな曲。特に大盛り上がりする訳ではないけど、ジワジワとくる。「空には月が輝いていて テトラポットが波を砕く またね またね」という終わり方、ものすごい余韻がいい![4] 続いてLampの「さち子」。これまたガッと盛り上がるという曲でもないけど、ライブの最後でやってくれると無性に嬉しくなる。アルバムでもB面最後の曲。シャムキャッツとLampのこの2曲は201x年代を代表する名曲だと思う。[5] 最後はrisette vo.の常盤ゆうさんのソロ。the Caraway、the Sweet Onions、リカロープのプロデュースなどなど引っ張りだこの及川さんの曲。ソフトロック調で非常に優しい気分にしてくれるポップな名曲。ホッとする味わい。

  1. 人魚の夜 / 小林しの
  2. Forever Fruits / The Laundries
  3. Girl In The Bus Stop / シャムキャッツ
  4. さち子 / Lamp
  5. Season Of Love (Album Mix) / 歌手 常盤ゆう

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以上、長くなりましたが昼夜のDJでかけた曲です。1日あっという間に終わってしまったなぁというのが正直な感想です。2度あることは3度ある。3度目があることを期待して、また来年お会いしましょう。